About Us
上原和建築研究所について
唯一無二の建築づくり
建築をつくるという行為は、出産などと同じように、とても幸せな出来事です。
同時に、一生に一度あるかないかの大事業でもあります。
この機会にお手伝いできることに感謝しながら、共に唯一無二の建築をつくりあげていければ幸いです。
上原和建築研究所は、東京都小金井市で、建築家・上原和が率いる設計事務所です。
福祉施設、葬祭場・納骨堂、商業建築、店舗、集合住宅、住宅、インテリア、家具など様々な建築に取り組んでいます。
存在感のあるたたずまい、空間と構造が合致した建築づくり、自然を取り込み共生することを得意としています。
クライアントの想いを傾聴し、五感に訴える本質的な空間をつくり、時間が経過しても美しく古びてゆく建築づくりを大切にしています。
そして、人と建築とまちに「価値」を生み出す建築を創造していきます。
01
建築家として提案します
上原は学生の時に建築家になると志し、大学卒業以来、建築設計を生業としています。
経験値を活かしながら、プロジェクトの特性に合わせて、既成概念にとらわれない提案をします。
02
クライアントの立場で
トータルプロデュースします
建築づくりは、設計と工事の他にも、コスト調整、スケジュール管理、法律のチェック、構造や設備との整合性、家具や備品の準備など多岐にわたります。
どの工程もとても重要で、専門性が求められます。
私どもが、クライアントの立場で、最初から最後までプロデュースします。
03
クリエイティブなパートナーと協働
建築づくりには、さまざまな専門技能をもった人達がかかわります。
その中でも特に、構造家、家具作家、アイアン作家、造園家、照明デザイナー、建築写真家などのクリエイティブなパートナーと連携を取りながら、建築全体の質を高めます。
04
他業種、士業等との連携
建築づくりには、間接的に行う作業があります。
土地探し、資金繰り相談、測量、地盤調査、建築紛争相談、登記や相続の手続きなどです。
建築以外の業種・士業のノウハウも欠かせません。
不動産業者、銀行・信用金庫、土地家屋調査士、地盤調査業者、弁護士、司法書士を紹介し、連携を図ることが可能です。
05
地元のまちづくりを支援
事務所は上原の地元である小金井市にあります。
さまざまな地域団体に参画しており、地域活動を行っています。
また、小金井市のまちづくりに関する委員会に有識者として参加しています。
地域や行政と協力しながら、まちづくりを進める一助となれればと思います。
建築の時間軸
建築するという行為は、設計がスタートしてから工事が完成するまで、時間のかかる事業です。多額の資金を投入し、法規や構造をクリアしつつ、長年そこで活動することを想定した計画ですから当たり前かもしれません。また、完成後もその建築は数十年もの間、そこに存在し、使われます。
建築に関わる時間軸は、建築の寿命>ライフスタイルの変化、という関係であるといえます。ひとつの建築が存在している間に、活動内容、家族構成、必要諸室などのライフスタイルは刻々と変化していきます。建築がこの変化に対応できるかが命題となります。
短期的な価値/長期的な価値
建築には「短期的な価値」と「長期的な価値」が存在すると思います。「短期的な価値」は短い期間に成果が表れることだからわかりやすい。要望があますところなくプランに反映される、コストが予算の範囲に納まる、工事が想定の期間内で終了する、といったところでしょうか。その多くは設計や工事の完了前にある程度は予測できることかも知れません。
一方、「長期的な価値」はある程度期間を過ぎないと実感しづらい。多くの場合、それは空間の中にあります。時間の経過と共に美しく古びていく、肌触り、陰影の深さ、音、匂いといったもの。そうした五感に訴える空間の質に価値の重点が置かれた場合、そこに表現されたもの、建築家が精魂込めて託したもの、それは完成時においては極めてわかりにくいものとなります。その空間に身を置き、時を過ごし、体験しなければわからない。写真に撮れるものでもないから伝わりにくい・・・。
呼吸しつづける建築
どちらの「価値」も大切なことです。ただ、建築に時代を超えていく本質的な生命力のようなものが存在するとしたなら、後者の「価値」にその解が見出せるのではないかと思いませんか?
「長期的な価値」は建築家の手腕だけで培われるものではありません。使い手と建築家の目指すベクトルを一致させ、健全で無理のないキーピング(メンテナンス)によってもたらせられるもの。建築の「価値」の過半は使い出して初めてその真価が問われるのかもしれません。